表札文化
当店では開運表札として「吉相表札」「結相表札」をご用意してます。
まずは表札の歴史のお話をします。
実は一般庶民が表札を掲げる様になったのは、明治3年の「平民苗字許可令」や、戸籍法が制定された明治4年以降だそうです。
更に同じく明治4年に郵便制度も施行され、名前と住所で郵便物が届けられるようになりました。
しかし、許可令や戸籍法では名字(姓)の使用に強制力が無く、まだまだ姓を名乗らない人も多くいたとか・・・
そこで、強制力を持たせたのが、明治8年の「平民苗字必称義務令」です。
しかし、この頃に爆発的に広まったかと言うとそうではないそうです・・・
庶民が表札を掲げる様になったきっかけはとある自然災害でした。大正12年の関東大震災です。
苗字必称義務令から約50年。苦肉にも歴史的な災害が、庶民の表札文化の広がりのきっかけとなりました。
(元の場所に住むことが出来ず、遠くに移住する事が多かったからです)
庶民が姓を名乗る様になり約150年、表札文化が広まってからはまだ100年程しか経っておりません。
その100年余りで時代は変わり、欧米文化の流入、生活様式の変化、住宅事情など・・・
現在は様々な要因で表札を掲げる事が激減しております。
表札を扱う当店としては寂しさを感じます。
ただ、表札を外に掲げずとも、インテリアやオブジェとして使うのも一つの手ではないかと思います。
昔ながらの表札は居住している人の全員の姓名や、世帯主の姓名が一般的です。
当店の見本も姓名となっておりますが、ご要望であれば姓のみでも対応致します。
ご検討のお客様は一度商品ページをご覧ください!
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